明石市の歩道橋で、花火大会の見物客らが転倒し、11人が犠牲になった事故から丸20年を迎えるのを前に、安全について考えるパネル展が開かれています。
パピオスあかしに設けられた会場には、事故直後荷物が散乱した歩道橋や混み合う会場周辺の様子などを収めたパネル、32枚が展示されています。
2001年、JR朝霧駅南側の歩道橋で、花火大会の直後に群衆なだれが起き、11人が死亡、247人が負傷しました。 このパネル展は事故の風化を防ぐとともに、市民の安全意識を高めようと、市が毎年この時期に開いています。
14日、歩道橋事故で次男の智仁ちゃん(当時2)を亡くした下村誠治さん(63)が会場を訪れ、事故や災害はいつ誰に起こるか分からないと呼び掛けていました。 パネル展は7月21日まで開かれています。