2019年、姫路市の男性を切り付け殺害し、遺体を山中に遺棄したとして、殺人などの罪に問われている暴力団組員の男の裁判で、検察側は懲役27年を求刑しました。
暴力団組員の男(42)は2019年11月、複数の少年と共謀し、高砂市の路上や車内で姫路市の男性(当時47)をなたで切り付けたりバットで殴ったりして殺害したうえ、遺体を京都府の山中に遺棄したなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
9日の裁判員裁判で、検察側は死ぬ危険性が高い集団リンチを行い、「お前は死ぬんじゃ」という発言もあったことから殺人罪が成立するとして懲役27年を求刑。一方、弁護側は「殺意はなかった」として殺人罪は成立せず、傷害致死罪にとどまると主張しました。
判決は7月16日に言い渡されます。