2021年07月08日(木曜日) 17:53 地域・まち

ハンセン病元患者への差別発言巡り 芦屋で職員研修

ハンセン病の元患者に対する市職員の不適切な言動を巡り芦屋市では8日、元患者らを講師に招いた職員研修が行われました。

この職員研修はハンセン病をテーマにしたパネル展の内容に関して市職員が不適切で差別的な発言を行ったことを受け改めてハンセン病問題を知り再発防止に努めようと開いたものです。

講師にはハンセン病関西退所者原告団いちょうの会に所属する元患者らが招かれ、伊藤舞市長が「無意識の差別があった」と謝罪しました。

研修では長く続いた誤った隔離政策や外見に現れる後遺症への無理解がさらなる差別を生んだことなどが説明され、回復者の宮良正吉さんらが差別や偏見を恐れて病歴を明かせなかった自らの経験を語りました。

また、身近なところに当事者がいることを理解し啓発や教育に生かしてほしいと訴えました。

芦屋市は今後、職員研修の録画を活用しすべての職員にハンセン病問題に関する研修を行うとしています。

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