井戸県政の20年 「参画と協働」を旗印に

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兵庫県知事選挙は、20年ぶりに知事が交代することになり、兵庫にとって大きな転換期を迎えます。

井戸敏三さんは貝原俊民さんの後継者として当時、歴代最多得票で兵庫県知事に初当選。阪神淡路大震災の創造的復興。

台風23号や佐用町の豪雨など被災地復旧や防災に力を注ぎました。 災害で全壊や半壊した住宅に最大600万円を支給する住宅再建共済制度を全国で先駆けて創設。 関西広域連合の初代連合長として、東日本大震災の被災地支援にも尽力しました。

2008年度から11年かけて取り組んだのが行財政改革です。 震災によって1兆3000億円もの県債を抱えましたが、組織を再編し、職員数を3割削減するなど2018年度には収支均衡を達成しました。 一方で、失言が目立ち発言の撤回を迫られたことも。

緊急事態宣言が発令されるなか、新型コロナウイルス対策には慎重な対応で臨みました。そして、2020年12月、退任の意向を表明しました。

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