2021年06月28日(月曜日) 18:16 事件・事故

障害者施設元職員に実刑判決 日常的に入所者虐待

西宮市の障害者施設で入所者を虐待したとして、傷害と暴行の罪に問われた元職員の男に対し、神戸地裁尼崎支部は懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡しました。

西宮市の障害者支援施設「西宮すなご医療福祉センター」の元職員(33)は、去年6月から7月に、重度の障害がある入所者5人に対し、蹴ったり、顔を床に叩きつけたりするなどの虐待を繰り返したとして傷害と暴行の罪に問われていました。

これまでの裁判で男は起訴内容を認め、検察側は、「被害者の人格・尊厳を踏みにじる行為」として懲役3年6カ月を求刑していました。

判決で、神戸地裁尼崎支部の佐川真也裁判官は、「抵抗や回避、被害の申告ができない障害者を相手にした卑劣極まりない虐待行為」と指摘。「14日間で27回にわたり暴行をするなど、常習性も顕著」だと述べ、男に懲役2年4カ月を言い渡しました。

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