2021年06月23日(水曜日) 18:26 新型コロナ

飲食店の感染リスクや対策を発表 スパコン「富岳」で研究

理化学研究所は飲食店の感染リスクや対策についてスーパーコンピューター「富岳」を使った研究成果を公表しました。世界一の計算能力を誇るスーパーコンピューター「富岳」を使って研究を行ったのは、理化学研究所チームリーダーで神戸大学の坪倉誠教授の研究チームです。

坪倉教授らは、新型コロナウイルスの感染者と15分間対面で会話を行った場合の感染リスクを計算しました。その結果、感染者と距離が2メートル以内になると急激にリスクが高まることが分かりました。

また飲食店の感染リスクについても、例えば、エアコンと厨房の換気扇を入れた場合、全体の感染リスクは低下しても風の動きで場所によってリスクが高まります。そこで、間仕切りを置くと部屋全体で80パーセント感染のリスクが減少。 また客同士距離をとることで75パーセント感染リスクが下がることが分かりました。

また、卓上に排気ダクトを設置すれば、正面の人の感染リスクを3分の1にできるほか、斜めや横の人への感染リスクは半分程度に減らせます。そして、天井にシーリングファンを設置すれば、空気をかき混ぜることで感染リスクを大幅に減少させることが分かっています。

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