神戸市内の特別養護老人ホームで、一度解凍した新型コロナウイルスのワクチンを誤って再冷凍し、120人に対し接種していたことが分かりました。
神戸市によりますと、神戸市西区の特別養護老人ホームで、一度解凍した180回分のファイザー社製のワクチンが誤って再冷凍され、このうち、120回分を先月から今月にかけて入所者や職員120人に接種したということです。
ワクチンを接種した120人に対しては経過観察が行われていて、2回目の接種後に抗体検査を実施し、必要に応じて再接種します。 本来、接種を行う医療機関がワクチンを保管するよう決められていますが、施設に冷蔵状態で保管するよう管理を委ね、施設の職員が冷凍庫に入れてしまったとみられます。
市はファイザー社から「再冷凍については安全性や有効性が担保されない」などと説明を受けているということです。