特定外来生物の水草が洲本市のため池で繁殖している問題で、地元住民らが12日、熱で駆除するためのシートを張りました。
この問題は2020年秋ごろに特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」が兵庫県洲本市五色町にあるため池「本田池」に繁殖しているのが見つかったもので、最近になって池の周辺の畑にまで広がっていることが分かっています。
「ナガエツルノゲイトウ」は、南アメリカ原産で茎にある節から根や芽が出て増殖し、水面を覆うように広がり、農作物の成長を妨げるほか生態系を乱すとして国の「特定外来生物」に指定されています。
陸地では草刈りを行っても直径2ミリ程度の根が残っていると再生することから住民らは12日、熱で駆除する方法を試みようと生息する斜面にシートを張っていきました。
淡路ではまもなく田植えの時期を迎えることから爆発的な拡大を防ぐため分布調査を行うということです。