但馬國出石観光協会は出石町の辰鼓楼の時計が稼働した日は1881年9月8日で、札幌の時計台に次いで日本で2番目に古い時計台だったと発表しました。
出石町のシンボル、辰鼓楼は廃藩置県直前の1871年に建てられ、当初は高さおよそ13メートルの最上階から太鼓を鳴らして時間を告げていました。
1881年に時計が寄贈されてからは時計台に生まれ変わり、親しまれてきましたが、札幌の時計台も同じ1881年に稼働していることから、長らくどちらが日本で最も古い時計台なのか論争が続けられてきました。
そんな中、但馬國出石観光協会と豊岡市文化財室は共同で会見を開き、出石町の弘道小学校に残された日誌を紐解いた結果、辰鼓楼が時を告げ始めた日が1881年の9月8日と特定したと発表。 札幌の時計台の稼働は同じ年の8月12日とされていて、辰鼓楼は最古の時計台ではなく、2番目だったということです。
残念ながら日本最古とはなりませんでしたが、町のシンボルを称え、9月8日を「いずし時の記念日」に制定しました。