神戸市の病院で、男性看護師が精神疾患のある男性患者の胸ぐらをつかむなどしてけがを負わせていたことが分かりました。この病院では患者を日常的に虐待していたとして、去年、看護師6人が逮捕されています。

問題があったのは神戸市西区にある神出病院で、病院や市によりますと5月20日午前、当時勤務中だった20代の男性看護師が、30代の男性患者の胸ぐらをつかむなどして軽いけがを負わせたということです。病院はすぐに市に報告し、6月2日、警察にも通報したということです。

神出病院では、2018年から2019年までに、同じ病棟で勤務していた看護師6人が、男性患者7人に対し、虐待を繰り返していたとして逮捕され、3人が実刑判決、3人が執行猶予のついた有罪判決を受けています。

男性看護師は、過去に事件のあった病棟とは別の病棟の担当だったということで、現在、自宅待機となっており病院が処分を検討しています。