■ラッキートーナメント1回戦
阪神タイガースWomen 7x-0 WELFARE(5回コールドゲーム)
阪神球団が運営する女子硬式クラブチーム「阪神タイガースWomen(ウィメン)」が6月5日、
初の公式戦として、「関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント」の1回戦に登場。
企業チームWELFARE(ウェルフェア 大阪市)相手に13安打7得点を奪い、
大会規定により5回コールド勝ちした。
■いきなり3連打
阪神タイガースWomen(以下TW)は左のエース・植村美奈子(京都府出身 28歳)が先発。
先頭バッターを歩かせ、バントと盗塁で1死3塁とされたが後続を打ち取った。
その裏、TWは先頭の前田(沖縄県出身 24歳)が四球。2番浅野(静岡県出身 23歳)がヒットで続き、
3番キャプテン三浦(愛知県出身 29歳)がライトオーバーの3塁打を放ってまず2点。
続く4番村松(大阪府出身)も3塁打、6番中江(岡山県出身 23歳)が2塁打と、長打を連発し、
初回に4点を奪った。
■完封リレーで抑える
先発植村は2回以降、ストレートやスクリューボールなど多彩な配球でWELFAREのバッターに立ち向かい、
4イニングをヒット1本に抑えて、マウンドを同じ左腕の水流(つる 兵庫県出身 21歳)に託した。
水流も5回表を無得点に抑え、TWが5-0とリードして5回裏へ。
■三浦が決めた!
5回裏、無死1塁、3塁で代打山本(兵庫県出身 関西学院大在学)がタイムリーを放ち、6-0に。
さらに1死満塁から3番三浦の当たりがセンターのグラブを弾き、3塁走者が生還。
これで7-0となり、コールドゲームでTWが初戦に勝利した。
■背筋がピンと
試合後、三浦は「勝ててホッとした。私たちは守備のチーム。守りから試合のリズムを作ることができた」と語った。
植村は、タテジマのユニホームでマウンドに立った感想を報道陣から問われ、「背筋がピンとなった。幸せでした」と笑顔で答えた。
TWは12日の2回戦で桃山学院教育大と戦う。
なおサンテレビでは試合の模様を7月4日午後4時から放送する。
(浮田信明)