養父市で、同僚の男性を殺害し、遺体を空き家に放置したなどの罪に問われている男に対し、検察側は懲役23年を求刑しました。
被告の無職の男(29)は、去年8月、養父市の駐車場に止めた車の中で、同じ会社に勤めていた男性(当時21)の首をナイフで何度も突き刺して殺害し、遺体を市内の空き家に放置したなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
初公判で男は起訴された内容を認め、検察側は「男性との金銭トラブルを巡り犯行に至った」などと指摘していました。
3日に神戸地裁姫路支部で開かれた公判で検察側は、「60カ所以上を刺すなど、殺意は強固だった。動機は身勝手で計画性もある。 」などとして、懲役23年を求刑。 一方弁護側は、懲役14年が相当だと主張しました。
判決は6月9日に言い渡されます。