自宅療養ゼロを目指して取り組んできた兵庫県。しかし、ことしに入ってから入院が必要でも自宅で待機せざるをえない人が急増しました。
神戸市中央区にある神戸訪問看護ステーション。10人のスタッフがいて、高度な看護が求められるハイリスクの高齢者の自宅などに訪問しています。
県内でも一時、入院待機者が1000人を超えたことから、神戸市は訪問看護の協力を要請。5月上旬から31日までのべ42回、新型コロナ患者の自宅を訪問しました。
神戸訪問看護ステーション所長の二宮園美さん。訪問看護で、患者が風評被害におびえる様子を目の当たりにしました。
患者の自宅を訪問する時は、ガウンやフェイスガードを玄関で装着するようにしました。
血中酸素濃度が低い状態が続く人など、入院が必要と訴えても簡単には入院が決まらなかった実情を語りました。
入院待機者が減少してきたことから、神戸訪問看護ステーションの応援体制は5月31日で終了。1日からは、新型コロナ患者以外の訪問看護に専念する日々に戻っています。