兵庫県神戸市は、これまで海外でしか確認されていなかった新型コロナウイルスの変異株に、市内に住む50代の男性が感染したことが分かったと発表しました。
神戸市によりますと、先月17日に陽性が確認された50代の男性の検体のゲノム解析を行ったところ、新たな変異株が見つかったということです。この変異株は、イギリス型に加えワクチンと抗体医薬の効果を弱める可能性がある「E484Q」と呼ばれる変異を併せ持つウイルスだったということです。
男性や同居人に渡航歴はなく、市は、男性がイギリス型に感染したあと、変異が起きたとみています。新たな変異株は、ヨーロッパを中心に海外で見つかっていますが、日本で確認されるのは初めてだということです。