神戸市は障害や病気のある家族らの世話を日常的に行っている子ども「ヤングケアラー」を支援しようと、全国で初となる専門の相談窓口を開設しました。
相談窓口は、神戸市中央区の総合福祉センターに設けられ、開設直後にさっそく福祉関係者から電話で「女子中学生が妹の世話のため学校に行けていないのではないか」という相談が寄せられました。
国のことし4月の調査によりますと障害や病気がある家族の世話や家事を日常的に行っている子ども「ヤングケアラー」は全国の中学生の17人に1人が該当するということです。
神戸市の相談窓口では社会福祉士らが市内在住の20代までの当事者を対象に、電話やメール、面談などで対応します。神戸市は、ことしの秋ごろには、当事者が交流できる場を立ち上げたいとしています。