神戸市は、新型コロナウイルスのワクチンの集団接種会場で、医師が誤って70代の女性に2回接種した疑いがあると明らかにしました。
神戸市によりますと、29日午後、灘区の集団接種会場で、医師が70代の女性に新型コロナウイルスのワクチンを接種した際、注入した感覚がなかったため、空気を注射したと判断し、もう一度接種しました。
しかし、薬剤師が廃棄済みの注射器を確認したところ、全てに薬液が入っていた形跡があったため、女性に2回接種した疑いがあるということです。 女性の体調に異常はないということです。
この会場では29日午前にワクチンが入った注射器1本を紛失したことも判明し、盗難の可能性もあるとみて警察に通報したということです。
神戸市では5月、温度管理のミスなどで合わせておよそ1200回分のワクチンが廃棄されています。