兵庫県神戸市は新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場でワクチンを保管していた保冷庫の電源プラグが抜け、215回分が使えなくなったことを明らかにしました。
神戸市によりますと、5月23日、兵庫区役所の集団接種会場で、ワクチンを保管していた保冷庫の電源プラグが抜けているのを市の職員が見つけました。
ワクチンはファイザー製で低温での保存が必要ですが、電源が入っていない状態で最大2時間放置され、215回分が使えなくなったということです。
保冷庫は薬剤師や看護師などが出入りする部屋に置かれていて、市は振動がプラグに伝わり抜けた可能性が高いということです。
市は各会場の配線の位置を確認するとともに、ロックがかかるプラグを使うなど再発防止に努めるとしています。