2021年05月21日(金曜日) 18:23 地域・まち

火事で焼失の酒造会社 新しい蔵が完成

3年前の火事で酒蔵などが焼失した宍粟市の老舗酒造会社でこのほど、新しい蔵が完成しました。

再建に向け従業員一丸となって取り組んできた日々でした。新しい蔵が完成したのは宍粟市の老舗の酒造会社「山陽盃酒造」です。

江戸時代の1837年に創業し地酒「播州一献」で知られ、多くの日本酒ファンに愛されてきましたが3年前の火事で蔵が全焼。仕込んでいた酒を失ったほか、築150年を超えるとされ県の景観形成重要建造物に指定されている母屋も2階の大部分を失うなど大きな被害を受けました。

母屋は去年4月に再建が完了しいまは直売所になっています。そして、今回、焼失した蔵の跡地に鉄筋造りの蔵が完成。

新しくなった蔵はより上質な酒造りが可能となるよう室温や湿度の設定が異なるこうじ造りの部屋を4室設けたということです。

また、内装をステンレスにし衣服に付いているほこりなどを吹き飛ばす「エアシャワー」を完備するなど衛生面にもこだわっています。

新型コロナの影響で酒造会社も困難な状況の中の再出発となりましたが今後の100年間を見据え海外にも酒を販売したいということです。

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