丹波篠山市出身の世界的な霊長類学者、河合雅雄さんが5月14日、老衰のため自宅で亡くなりました。 97歳でした。
兵庫県立人と自然の博物館名誉館長で京都大学名誉教授の河合雅雄さんは、丹波篠山市出身でニホンザルの芋洗い行動を発見するなど、人間以外の霊長類にも文化的行動が存在するのを証明。
国内外での徹底した野外調査で霊長類学の確立に貢献しました。
出身の兵庫県とも関係は深く、人と自然の博物館の立ち上げにも携わりました。
人と自然の博物館の館長を務める中瀬勲さんは、「たくさんの思い出がよみがえってくる。 河合さんは、子どもたちに自然のすばらしさや夢を与える存在だった」と活躍を振り返りました。