全国で初めて歯科医師による新型コロナワクチンの接種が神戸市で始まるのを前に医師たちが実技の研修を受けました。
兵庫県神戸市中央区で行われた研修には神戸市歯科医師会に所属する歯科医師およそ70人が参加しました。
この研修は5月25日から運用が始まる大規模接種会場で接種を担う歯科医師を対象に行われたもので筋肉注射の注意点を学ぶ座学や実技が行われました。
大規模会場では20人ほどの歯科医師がワクチン接種にあたり最終的に1日最大2000人の接種を目指しています。
神戸市歯科医師会の安井仁司会長は「現在350人の歯科医師が手を挙げている状況。神戸市の医療提供体制のひっ迫している状況で我々もできることはなんでも協力したい」と話しました。
また、実際に研修を受けた医師は「接種部位は普段触ることがないので新しい経験で勉強になった」と話していました。
研修は5月16日と23日にも行われる予定で会場の運用は25日から始まります。