兵庫県は5月15日、3回目の緊急事態宣言が延長されてから初めての週末を迎えました。繰り返される延長に街の人からは不満の声が聞かれました。
兵庫県に4月25日に発令された3回目の緊急事態宣言は、5月11日に解除される予定でした。
しかし、14日時点での県内の直近1週間の1日の平均感染者数は376.6人と下げ止まりの状態が続き、宣言は5月末まで延長されました。
延長されて初めての週末を迎え、街の人からは「何の根拠があって延長しているのかわからない。誰も納得していない気がする」「夜に店が開いていないのでランチで友達と会いたい」「営業時間が短いから人が集まることがあるし意味があるのかと思う」といった不満の声が聞かれました。
また、引き続き飲食店では酒類の提供が制限され、神戸市内の酒販店では売上に深刻な影響が出ています。
しろがね酒販の白金敏孝社長「売り上げはほとんどないです。配達が全くない」と話しました。
一方、神戸市灘区の都賀川では、川沿いで水遊びをする親子連れの姿が見られる中、神戸県民センターや灘警察署の警察官らが中心となり、バーべキューや飲酒をする人を対象に十分な感染対策を取るよう注意を呼び掛けました。
兵庫県神戸県民センターの八木下徹所長は「特に感染リスクの高い飲酒・飲食の自粛をお願いしている。皆さんの心に訴えかけるしかないと思っています」と話していました。
延長された3回目の緊急事態宣言は、5月末に解除される予定です。