4月、宝塚市内の介護老人保健施設でクラスターが発生し、入所者8人が入院待機中に亡くなっていたことが分かりました。
兵庫県宝塚市の介護老人保健施設では、4月12日から28日にかけて入所者と職員合わせて53人が感染するクラスターが発生。 このうち入所者の男女8人が入院先が見つからず、施設内で亡くなっていたことが分かりました。施設の担当者によりますと、保健所に入院を要請しても、病床がひっ迫している影響で受け入れ先が見つからず、施設内で療養せざるをえない状況だったということです。
入院待機中は、法人の医師と看護師が点滴や酸素投与を行っていました。感染は終息に向かっていて、新型コロナウイルスの感染によって隔離されているのは1人だけということです。
県によりますと、3月から4月の2カ月間で県内で自宅療養中、あるいは自宅で入院調整中に亡くなった人は16人だったことが分かりました。