2021年05月06日(木曜日) 16:46 地域・まち

高校生からの趣味が大発見へ 恐竜化石発見の男性に迫る

(岸本眞五さん)
大きさからみても50センチ以上ある。その時になって初めて「あ!恐竜だ」と。で、膝がわななくいうか震えたんです。

大きなあごに、細かい歯。4月27日、兵庫県立人と自然の博物館などの研究チームは、17年前に洲本市で見つかった化石が新属新種だったことを発表しました。

淡路島は神話で日本誕生の舞台とされることから、付けられた名前は「ヤマトサウルス・イザナギイ」。

ヤマトサウルス・イザナギイは、およそ7200万年前の植物食の恐竜で、全長7~8メートル、重さは、4トン~8トンと推定されています。

国内で見つかり名が付いた恐竜は、全国で9例目。研究者たちを揺るがす大発見をしたのは、姫路市に住む岸本眞五さん(72)です。

岸本さんは、兵庫古生物研究会の代表を務め、これまで発掘や地層の調査などに奔走してきました。

ヤマトサウルスとの出会ったのは2004年。アンモナイトを探そうと訪れた洲本市の採掘場です。大発見の裏には、長年の経験が生きていました。

(岸本さん)
あれ?せんこう貝ちゃうかと思ったんですけど、よく見たらここが骨なんですわ。よく見たら全然構造が違う。
化石いうのはひとつの基本を見ていてそれだけで分かるのではなく、 いろいろなものを見るから派生していろんなことを想像できる。本当にロマンですね。

岸本さんが、化石を探し始めたのは高校生のとき。趣味で採集会に参加したことがきっかけでした。

建設業に就いたあとも、休日を使って掘り続けることおよそ50年。コレクションは展示室を作るまでに増えました。中には岸本さんの名前が付けられたものもあります。

岸本さんの発見は、発掘を続ける愛好家たちに希望を与えています。南あわじ市に住む野田富士樹さん(62)もそのひとり。かつて「翼竜」の化石を関西で初めて見つけた実績の持ち主です。

趣味から恐竜の起源に迫る大発見へ。化石に魅せられた72歳の次なる夢を聞いてみました。

(岸本さん)
これから先は大きな石をボンボン割る力もないし元気もないですから、偉そうなこと言いますけど、若い人にこの楽しさを教えていきたいですね。
―岸本さんにとって発掘とは?
人生そのものですね。私の人生そのもの。

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