■V1昇格に貢献
女子バレーボールVリーグ1部(V1)ヴィクトリーナ姫路は4月27日、
アウトサイドヒッターの金杉由香(25歳)が今季限りで退団すると発表した。
金杉は他チームへの移籍を希望している。
金杉は埼玉県出身。母親の影響でバレーボールを始め、強豪・八王子実践高からJTマーヴェラスを経て、2018年、当時2部(V2)だった姫路に入団した。
持ち前の強烈なスパイクを武器に姫路のエースとして活躍し、V2優勝・V1昇格に貢献。今季も169得点を挙げ姫路のV1残留に寄与した。
JT時代にサーブ賞を獲得し、8シーズン通算954得点を挙げている。
■辛いこともあった3年間
退団について金杉は、「ヴィクトリーナ姫路での約3年間は、楽しい事、嬉しい事もたくさんありましたが、悔しいこと、辛いこともたくさんありました。
そんな時はいつもファンの皆様、スポンサーの皆様、チームのフロント、スタッフ、そして大好きなチームメイト全員に助けてもらって乗り越えることが出来ました。
黒鷲旗が中止になり、ファンの皆様に直接ご挨拶が出来ないのは残念ですが、残りのバレーボール人生でたくさん恩返し出来るようにこれからも頑張ります」とコメントした。
■アリョーナも退団
姫路はオポジットのアリョーナ・マルティニューク(29歳)の退団も発表した。
モルドバ出身。韓国リーグでMVPを獲得し、姫路での活躍が期待されたが、コロナ禍の影響で来日が遅れ、通算35セットの出場にとどまった。
(浮田信明)