兵庫県は県立尼崎総合医療センターで手術を終えた60代の女性患者の患部を圧迫し骨折させる医療事故があったと発表しました。女性は再手術を受け現在経過観察中です。
県によりますと、ことし2月県立尼崎総合医療センターで右の人工股関節手術を行った60代の女性患者を手術台からベッドに移す際、執刀した60代の男性医師が左足を押したことで手術を受けた人工股関節周辺を骨折させたということです。
女性は2日後に再手術を受け現在は歩けるようにまで回復していて、通院で経過を観察しているということです。
県はこのほかにも5年9カ月に渡り正式な手続きを取らないまま遅刻や早退を繰り返していたとして別の県立病院に勤める女性医師(51)を停職1カ月の懲戒処分にしました。
女性医師は、欠勤分の給与に相当する640時間分およそ225万円をすでに返納しています。