手術支援ロボット「hinotori」を開発したメディカロイドやNTTドコモなどは16日、遠隔で操作する実証実験に成功したと発表しました。
国産初の手術支援ロボット「hinotori」は、川崎重工業とシスメックスが出資するメディカロイドが開発し、去年12月、初めての手術を行っています。
メディカロイドや神戸大学などによりますと、3月、NTTドコモの商用5Gなどを使って、「hinotori」を遠隔で操作する実証実験に成功したということです。
将来は離れた場所にいる医師が治療や手術を行う遠隔医療が普及するとみられていて、今回の実験では別の場所から医師が「hinotori」を1人で操作しましたが、映像の遅れなどはほぼなかったということです。
今後も実験は続けられ、「遠隔ロボット手術」の実用化を目指すということです。