107人が死亡したJR福知山線脱線事故から4月25日で16年になるのを前に、負傷者らでつくるグループが11日、事故現場周辺を歩くメモリアルウォークを行いました。
メモリアルウォークは、2005年4月25日に兵庫県尼崎市で発生したJR福知山線脱線事故の負傷者やその家族らでつくるグループが、現場周辺を歩くことで記憶の風化を防ごうと実施しているものです。
これまで事故の記憶がよみがえることを心配して線路沿いの道を避けていましたが、2021年は初めて線路に沿った道をルートに選びました。
参加者はJR塚口駅近くの公園を出発地点に線路沿いを歩き、追悼施設「祈りの杜」では、花を手向けて犠牲者の冥福を祈っていました。
グループでは今後も活動などを通じて事故の風化防止を呼び掛けたいとしています。