宍粟市の団体が国の事業の委託金を不正に受給していた問題を巡り業務上横領などの疑いで書類送検されていた元神戸市議の男性について、神戸地検姫路支部は不起訴処分としました。
元神戸市議は宍粟市雇用創生協議会の事務局長だった2018年から2019年に委託金の不正受給の疑惑を受けて兵庫労働局などが実施した緊急監査に関連し、不正を明かした職員に証言を撤回する文章を書かせた他、協議会の運営資金を着服した疑いが持たれていました。
神戸地検姫路支部は元市議を29日付けで不起訴処分にしましたが、処分理由を明らかにしていません。
元市議は宍粟市から起業家支援の補助金100万円をだまし取った詐欺の罪で、2月、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けています。