旧優生保護法のもとで不妊手術などを受けさせられたとして、5人が国に損害賠償を求めていた訴訟が結審しました。
聴覚障害者の夫婦など5人は、旧優生保護法のもとで不妊手術や中絶手術を受けさせられ、子どもをもうけることを決める権利を奪われたとして国に対して損害賠償を求める訴えを起こしていました。
神戸地裁で行われた最後の弁論では手術を受けた原告の小林喜美子さんが「60年間ずっと寂しい気持ちだった。体を元に戻してほしい」と手話で訴えました。
裁判を終えた原告の小林宝二さんと喜美子さんは「国が悪いことをしたんです。憲法違反をしたんです。謝ってほしいと思います」と話していました。
判決は8月3日に言い渡されます。