神戸の理化学研究所の新たなスーパーコンピューター「富岳」が9日から本格稼働することになり記念式典が開かれました。
理化学研究所と富士通が開発を進めてきた「富岳」は2019年に運用を終えた「京」の後継機で、計算速度のランキングで2期連続世界一となったスーパーコンピューターです。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて富岳はすでに去年4月から一部の機能を使って飛沫の広がり方などの研究に活用されてきました。
当初は2021年度の本格稼働の予定でしたが、新型コロナ関連の研究のため早めたということです。 また、今後は毎秒44京2010兆回の計算能力で気象や人工知能などの分野でも活用が期待されています。 富岳はすでに100件以上の研究に使われることが決まっているということです。