神戸市は新型コロナウイルスのワクチンの原液製造を行う医薬品メーカーJCRファーマに用地を売却し、国内初となるワクチンの製造拠点を建設すると発表しました。
これは神戸市と、芦屋市に本社を置く医薬品メーカーJCRファーマが共同で会見を開き明らかにしたものです。
神戸市西区に工場を持つJCRファーマは去年7月にイギリスの製薬大手アストラゼネカから打診を受け、ワクチンの原液の製造を受託し、生産の準備を始めています。
JCRファーマによりますと主力の製造事業を行いながら、ワクチンの原液を製造するラインを確保し、供給体制を2030年まで確保する必要があることから神戸市西区の神戸サイエンスパーク内に製造拠点となる新工場をおよそ116億円かけて建設するということです。
新工場は21年7月に着工し、22年10月に完成する予定だということです。