神戸市垂水区にある神戸国際大学付属高校。巨人のドラフト1位ルーキー・平内龍太投手をはじめ、楽天のドラ1・小深田大翔選手など数々のプロ選手を輩出した強豪です。この春、4年ぶり5度目の選抜出場を決めました。

（神戸国際大学付 西川侑志主将）
今年のチームはピッチャー坂上を中心に失点の少ないチームに加えて、打線も1番から9番までしっかり打てる選手がそろっている、まとまりのあるチームだと思ってます。

伝統の打力に加え1試合の平均失点は1.3と、攻守バランスの取れたことしの神戸国際大付属。打線の中心は、キャプテンでキャッチャーの西川侑志選手です。去年、秋の公式戦では打率4割。勝負強いバッティングで攻撃をけん引しました。

（西川主将）
冬の間しっかり振り込んでいたので、強い打球、鋭い打球を見てほしいです。

強打を誇る選手がもう1人、阪上翔也選手。高校通算20本塁打をマークする左のスラッガーです。

（神戸国際大学付 阪上翔也選手）
バックスクリーンに全部打っていくという気持ちで、センター返しを中心にしたバッティングと、逆方向に大きな打球を打つバッティングを心掛けて練習を取り組んでます。

さらに、阪上選手はエースとしても活躍。投げては最速145キロ。直球を軸にカーブやスライダー、スプリットなど変化球を操り、秋の県大会では防御率0点台でエースとして優勝に貢献しました。

（阪上選手）
先輩方は大会の無い中自分たちのバッティングピッチャーとかやってくれてたんで、先輩たちの分まで活躍出来たらと思います。

去年は新型コロナウイルスの影響で甲子園大会は春夏ともに中止に。今回は先輩たちの思いも背負って挑む特別な大会です。

2月23日に開かれた組み合わせ抽選会では、西川キャプテンが番号札「1」開幕試合を引き当て、北海道の北海と戦うことが決まりました。

（神戸国際大学付 青木尚龍監督）
実は抽選会の前日に夢を見まして。開幕の第1試合の北海高校という夢を見たんですよ。
いろんな方が試行錯誤しながらこぎつけてくれようとしている。そこで不細工なプレーは絶対できない。そこだけは約束して、力入れてやっていきたいと思います。

開幕までおよそ２週間。これまで通り基礎トレーニングを続けながら、バッティングをさらに強化。木のバットでミート力を養い、北海注目左腕・木村大成投手の攻略をもくろみます。

（阪上選手）
注目されてていいピッチャーだと思うので、左ピッチャーをしっかり打っていってピ、ッチングでも無失点で抑えて勝ち進んでいきたいと思います。

（西川主将）
バッティングでは打率を上げていきたい。ここぞという場面でバントや小技を詰めていかないといけない。
守備力では一点を争う場面ではしっかりとしたプレーができるように、残り20数日間しっかり練習していきたいと思います。

（部員たち）
前向き、前向き、日本一！