寒い冬の時期を活かして製造される洗顔用の「こんにゃくスポンジ」の出荷に向けた作業が兵庫県多可町で最盛期を迎えています。この地域で製造される「こんにゃくスポンジ」は、そのきめの細かさから洗顔用として、大人はもちろん乳児にも使えることで人気を集めています。
関西で唯一「こんにゃくスポンジ」を製造する畑中義和商店は1887年に創業、手作りのこんにゃくを1カ月以上かけ乾燥させたあとに加工し、全国に出荷しています。
多可町は、こんにゃくの水分をうまく抜くために必要な寒暖差や風などの条件が揃っているいうことで、2020年は40万個ほどが製造されました。「こんにゃくスポンジ」の製造は3月ごろまで続き、ことしは60万個以上の生産を目指しています。