2021年01月23日(土曜日) 18:02 事件・事故

赤穂市の職員らを逮捕
配水池整備工事で210万円受け取った疑い

兵庫県赤穂市の配水池整備工事で便宜を図る見返りに現金210万円を受け取ったとして、兵庫県警は23日、赤穂市の課長の男を逮捕しました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、赤穂市の水道課浄水施設担当課長の男(58)です。 また、贈賄の疑いで岐阜市に本社を置く森松工業の幹部ら3人が逮捕されました。

警察によりますと、男は2020年3月、赤穂市で行われる配水池の整備工事で、森松工業が製造している配水池タンクを使用するよう便宜を図る代わりに現金210万円を要求し受け取った疑いが持たれています。

男は、森松工業の配水池タンクを納入しやすくするため、工事の特記仕様書を書き換えたとみられていて、森松工業はおよそ8000万円で工事を受注していました。

職員の逮捕を受け、赤穂市の牟礼市長は会見を開き、「度重なる不信を招く結果となり、市政の信頼回復に取り組みたい」と謝罪しました。
赤穂市では2019年、橋の修繕や下水道工事を巡る情報漏えい事件で職員2人が逮捕され、その後、いずれも加重収賄罪などで有罪が確定しています。

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