神戸市の久元喜造市長が生出演。緊急事態宣言から1週間。医療の現状は?そして、18日に市役所内で発足した「ワクチン接種対策室」について聞きます。
【久元神戸市長発言要旨】
人の多い場所への外出を控えてほしい。デジタルサイネージや観覧車などを用いてお願いをしている。大人数の飲食が原因での感染が多い。絶対に避けてほしい。
自宅療養からの急変は神戸市では起きていない。こういうことは起こしてはいけない。神戸市は自宅療養をお願いする方向に方針変更をしたが、東京や神奈川での事例が起きないようにしていきたい 。
入院を断られたという事例は届いていないが、ひょっとしたら起きているかもしれない、というくらいに病床数はひっ迫している。昨年の暮れまでは、なんとか病床数も回っていた。重症者病棟も確保していた。しかし、今年に入ってから状況が変わってきた。
コロナ患者に関しても医療を提供するが、コロナ以外の救急医療も確保していきたい。本当に入院の必要性が高い人がちゃんと入院できるようにしていく。 ギリギリの判断であり、なるべく早くこの状況を脱却できるようにしたい。
現実を真正面から見なければならない。自宅療養はしないほうがいいに決まっている。自宅で療養していたいただいた方がホテルに入っていただくよりよいのではないか。血中酸素濃度を測る機器を配布し、電話やアプリで健康管理、ケアをしていく。
病院のベッド使用率、医療スタッフの負担を少しでも和らげていく。重症者病棟36全て埋まっているわけではなく、軽症の方にも使っていただいている状況。軽症の方は転院をしてもらえるような形にしていく。
ワクチンについては明確な方針が示されているわけではない 。しかし非常に大切なので、準備が必要 。いま示されていることは、医療従事者優先 神戸市は高齢者接種を対応。接種券の送付、予約対応、ワクチン接種会場整備を準備。しっかり準備をすれば、3月終わりから4月初旬には高齢者へワクチン接種できるのではないかと思っている。
広い場所を確保してワクチン接種をしていただく。会場内の感染予防もしっかりとおこなうことが必要。
今年になって感染拡大した。これは長丁場になる。いたずらに不安になるわけではなく、正しい情報に基づき正しい対応を。
緊急事態宣言が発出されている。外出、とくに20時以降の外出は避けていただきたい。みんなでこの状況を乗り越えていきたい。
2021年1月21日放送「情報スタジアム4時!キャッチ」より