新型コロナウイルスの感染者についてこれまで兵庫県では原則自宅療養しない方針を掲げてきましたが、神戸市は20日、一定の条件を満たせば今後自宅療養を認めると発表しました。
神戸市ではことしに入り、感染者が急増。市内のコロナ対応病床はほぼ埋まっているため、19日時点で入院調整中の感染者は562人に上っています。調整が追い付かず、1月初旬に確認した感染者の半数以上が自宅待機のまま治癒していたということです。
市では重症化リスクが高い人への対応に力を入れるため、無症状か軽症で血中酸素濃度などの一定の条件を満たす感染者は自宅療養とすることとし、県の方針から独自で転換を図ります。
自宅療養する感染者には血中酸素の測定器を貸し出し、保健センターが毎日アプリなどで健康観察を行います。
自宅療養は21日から実施され、市では1月25日までに測定器600台を確保する予定です。