特別養護老人ホームの認可を受けるために、神戸市に提出する書類を偽装したとして社会福祉法人の六甲鶴寿園が神戸市から勧告を受けました。
神戸市は12日、会見を開き神戸市灘区で特別養護老人ホーム「きしろ荘」などを運営する六甲鶴寿園に対し社会福祉法人として初めて勧告を行ったことを明らかにしました。
六甲鶴寿園が運営し、去年6月に開所した神戸市灘区の「陽だまりの家きしろ」では、特養の指定・許可を受けるために神戸市に提出する書類を職員の人数を実際よりも多く偽っていたことなどが発覚しています。 また、「きしろ荘」では人手不足を理由に医療資格を持たない職員が入所者に1600回以上も「胃ろう」を行ったり、運営基準で定める入浴回数を満たしていなかったことが分かっています。
市は「きしろ荘」に1年間の事業停止、「陽だまりの家きしろ」に半年間の新規受け入れ停止の処分を行っています。