1月17日で阪神淡路大震災から26年となるのを前に、各地で営まれる追悼行事の準備が進められています。
兵庫県神戸市中央区の東遊園地では各地で営まれる追悼行事に届けるためガス灯「1・17希望の灯り」の分灯が始まりました。この灯りは、震災の5年後の2000年に阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するとともに、被災地の復興を願って全国から寄せられた火を集めてともされたものです。
毎年、この時期に分灯が行われていて、県内の小・中学校など15の団体が集まり、それぞれが用意したランタンに火を移しました。
持ち帰った灯りは各地で営まれる追悼行事でともされ、参列者らが犠牲となった人たちをしのびます。
また、神戸市須磨区の鷹取中学校では3年生が1月17日に東遊園地に並べる紙灯籠を制作しました。
東遊園地で毎年営まれる「1・17のつどい」ではこれまで鎮魂の象徴として竹灯籠が使用されてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響で竹の伐採が思うように進まず、実行委員会は紙灯籠で補うことを企画。 学校などに協力を呼び掛けています。
鷹取中学校では、震災で生徒2人が亡くなっており、それぞれ思いを込めながら「絆」や「繋ぐ」といった文字やイラストを書き入れていきました。生徒たちが作った紙灯籠はラミネート加工され1月17日に東遊園地に並べられます。