2021年01月08日(金曜日) 17:25 地域・まち

兵庫、大阪、京都の3府県
緊急事態宣言要請へ

菅総理大臣が首都圏1都3県に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態を宣言し、兵庫、大阪、京都の3府県も再発令を求める方向で検討しています。

1月7日、菅総理は東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言を再び発令しました。 また、政府は指針となる基本的対処方針を改定。

飲食店に営業を午後8時までに短縮するよう要請するほか、デパートや映画館にも同様の協力を働きかけると明記しました。出勤者を7割減らすことを目指したテレワークの推進や午後8時以降の外出抑制の徹底などを掲げています。

一方、通院や生活必需品の買い出しなどは自粛を求めず、学校への一斉休校も求めません。 緊急事態宣言の期間は来月7日までで、「GoToトラベル」の全国停止も延長されました。

新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、兵庫県は8日、対策本部会議を開催。 政府への緊急事態宣言の要請と神戸市と尼崎市、それに西宮市と芦屋市の飲食店への時短要請を検討することにしています。

一方、市民の外出自粛により、大きな影響が続いているのが飲食店です。 神戸・北野でフランス料理店を営む依田さんは、緊急事態宣言により、さらに客足が遠のくのではないかと、不安を募らせています。

カニのシーズンで本来なら観光客などでにぎわう城崎温泉も厳しい状況に追い込まれています。 「GoToトラベル」の一時停止で年末年始の宿泊キャンセルが相次ぎすでに大きな打撃を受けていて、旅館の支配人からは不安の声が聞かれました。

また、神戸市の久元市長は県が緊急事態宣言を要請した場合、11日に予定している成人式を中止すると発表。 成人式当日におよそ80人の着付けを受け付けている、神戸市灘区の写真館では対応に追われていました。 大阪府や京都府はきょうの対策本部会議で、すでに再発令を要請することを決めていて、兵庫県も再発令の要請を決めればあすにも共同で政府に要請する方針です。

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