2020年12月15日(火曜日) 12:12 地域・まち

国産手術支援ロボット 神戸で初めての手術成功

国内で開発された手術支援ロボットを使った初めての手術が神戸市で行われました。

神戸大病院は14日、神戸市の「メディカロイド」が開発した国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った初めての手術を行ったことを発表しました。

手術支援ロボットはこれまでアメリカの「ダビンチ」が主流でしたが、神戸市のメディカロイドが開発した国産初の手術支援ロボット「hinotori」はダビンチよりも細い4本のアームで執刀医の手の動きを忠実に再現し、小さな患部でも立体的に見ることができるなどの特徴があります。

ロボットの開発にも携わり、執刀した神戸大学の藤澤正人医師によりますと、手術は前立腺がんを患う70代の男性の前立腺の全摘出で、4時間半にわたって行われ、出血量は尿と合わせて220ミリリットル程度で輸血の必要もなく、手術後の患者の容体も安定しているということです。

神戸大病院は来年春ごろまでに5Gを使った遠隔手術の実証実験を動物で始める予定だということです。

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