陸上の日本選手権で優勝し、東京オリンピック代表に決まった兵庫県小野市出身の田中希実選手が12月5日会見し、「本番で力を出し切りたい」と語りました。
東京オリンピックの代表選考会を兼ねた日本選手権の長距離種目が12月4日大阪で行われ、田中は女子5000メートルに出場。
ともに参加標準記録を突破している広中璃梨佳とオリンピック代表の座をかけて大一番に臨みました。
レースは中盤、ペースを上げた広中を田中が追う展開に。
するとラスト1周になったところで田中がスパートし初めてトップに。
最後は追いすがるライバルを振り切って初優勝を飾った田中がトラック種目で第1号のオリンピック代表に決まりました。
田中は今シーズン、1500メートルと3000メートルで日本記録を更新。
日本選手権は10月の1500メートルに続いて2冠達成です。
一夜明けた5日、田中選手は女子1万メートルの日本代表に決まった新谷仁美選手らと会見し、初めての夢舞台へ決意を述べました。
残りの代表は2021年6月の日本選手権で決まる見込みで田中選手は複数種目でのオリンピック出場も期待されています。