2020年12月03日(木曜日) 15:28 地域・まち

【Bリーグ】西宮ストークス、コロナ禍に負けない! 週末にホームゲーム

■波に乗れない

男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)西宮ストークスは、ここまで5勝7敗と負け越し。B2西地区の5位にとどまっている。

新外国籍選手3人が合流して1カ月。一時、5連敗を喫したが、その後2連勝して期待を持たせた。

しかし前戦の奈良戦(11/29)は1Qに11点差を付けられ、2Q以降、追いすがったが、76-80で敗れた。

チーム最年長、35歳の今野翔太はチームの現状について、「波に乗り切れていない」と語る。
「(試合の)出だしが課題。エナジーや気持ちは入っているが、プレーに現れていない。空回りしている。追い掛ける元気があるのだったら、最初から出さないと…」。

■キャプテンが感染

奈良戦の3日前、西宮は「選手1名が新型コロナウイルス感染症陽性判定を受けた」と発表した。
選手名は匿名だったが、翌日、キャプテン谷直樹が、自ら感染したと名乗り出た。
「最大限の注意を払って生活していましたが、多くの方にご迷惑をおかけしたことにキャプテンとして責任を感じています」(谷のコメント)。

西宮のマティアス・フィッシャーHC(ヘッドコーチ)は取材に対して、「プロのアスリートでも感染してしまうのが怖い所。谷は徐々に回復している」と語った。

その後、西宮は、谷が無事に退院し、12月2日にチームに合流したと発表した。今後、健康観察を行いながら練習に復帰予定という。

 

■安定感ある試合を

西宮は12月5日と6日、西宮市立中央体育館で西地区7位の香川ファイブアローズと戦う。
試合は「神戸市民応援DAY」として行われ、神戸市に在住・在学の小中高生は無料となる。

ホーム戦を前に選手らは練習に汗を流し、指導するフィッシャーHCの声が体育館に響いていた。
練習後、フィッシャーHCは、「(連勝した)熊本戦のように、自分たちのやるべきことをやれば、良いバスケットができるが、アップダウンの波が激しい。安定感のある試合を目指す」と意気込みを語った。

■経営にもコロナの影響

Bリーグは11月30日、昨季(2019-2020シーズン)の全36チームの経営情報を開示し、過去最多の22クラブが赤字になったと発表した。

西宮も営業収入(入場料収入やスポンサー収入など)が6300万円ダウンし、前年度の100万円の黒字から、3400万円の赤字となった。さらにバランスシート上では、3000万円弱の債務超過となった。

債務超過となったのは西宮に加え、B1の宇都宮・横浜・新潟、B2の山形・福島・茨城・群馬・東京Z・香川・愛媛の計11チーム。
Bリーグは「新型コロナウイルス感染症の影響がなければ、債務超過クラブは0クラブの予定であった」としている。
(浮田信明)

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