姫路市から赤穂市にかけての播磨灘西部沿岸で採取した養殖のカキから基準値を超える貝毒が検出され、県は漁業組合に対し出荷の自主規制を要請しました。
県によりますと、姫路市、たつの市、相生市、それに赤穂市の4つの地点で11月30日に採取した養殖のカキから基準値を超える貝毒が検出されたということです。
県は11月30日以降に出荷されたカキを回収するよう指導するとともに、漁業組合に出荷を自主規制するよう求めています。
播磨の冬の味覚として人気のカキは播磨灘では例年、10月から4月にかけて出荷されていて、12月に最盛期を迎えます。 最盛期入りするこの時期に貝毒の基準値を超えたのは初めてだということで、漁業関係者は水揚げしたカキを海に戻すなど対応に追われています。
出荷の再開には3週連続で基準値を下回る必要があり、早くても今月20日前後になるということです。