神戸の六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ港湾道路「ハーバーハイウェイ」の夜間通行料の徴収漏れが、少なくともおよそ7億円に上ることが神戸市への取材で分かりました。
ハーバーハイウェイは1997年に全線開通し、新港ー高羽ランプ間をつなぎ中央の摩耶ランプを境に東西区間に分かれ、料金は1区間110円、2区間210円となっています。
料金徴収は2区間の場合は本線上の料金所で、1区間の場合は東西区間の各出入り口で係員が行っているものの、各出入り口では午後8時〜午前8時は係員がいなくなり、料金所に置かれた箱に料金を投入することになっています。
神戸市によりますと開通当初は夜間も係員がいたものの、「費用対効果が見込めない」として2000年から無人となっていて、記録が残る2015年度から2019年度までの5年間で少なくともおよそ7億円の徴収漏れがあったということです。
れについて神戸市は「人を置いて料金徴収を徹底した場合、通行量が減り人件費が上回る」と説明し、今後、支払いを啓発するとともに2022年度までに全ての料金所でETCを導入する方針だということです。