世界遺産の姫路城で1日自衛隊員が1年の汚れを落とす、恒例の大掃除が行われました。

姫路城の年末一斉清掃は陸上自衛隊員の訓練の一環として毎年行われているもので、ことしで45回目となります。 参加した約400人の隊員は石垣に設置したロープを操り雑草の刈り取りを行ったり、命綱をつけて大天守にのぼり、約3メートルのほうきを使って白壁のほこりやクモの巣を取り払うなど、普段は手の届きにくい部分を念入りに掃除していきました。

ことしは新型コロナウイルス感染拡大防止のため市民ボランティアの参加は見送られ、自衛隊員らも密を避けるために1日と2日の2日間に分けて清掃を実施しています。 白鷺城はその名にふさわしい美しさを取り戻し、新年を迎える準備が整えられます。