2020年11月30日(月曜日) 16:12 地域・まち文化・スポーツ

姫路城の中堀の一部見つかる
姫路の市街地から発見

明治時代から昭和にかけて埋め立てられた世界遺産の姫路城の中堀の一部が発見されました。

世界遺産の姫路城の大天守から南東に800メートル離れた所で発見されたのは、長さ16.4メートルの中堀です。

本来の姫路城は内堀、中堀、外堀の3重の堀で仕切られていて、現在残る大天守は内堀で仕切られた内曲輪のエリアです。

今回発見された中堀は内曲輪の外に配置された中曲輪と外曲輪を分けるもので、1912年(明治45年)から1932年(昭和7年)までの間に街の近代化のため複数回にわたり埋め立てられました。

この中堀は南面の石垣の跡とみられ、江戸時代以降に何度も積み直した跡がみられるということです。

中堀を挟んで中曲輪は武士の居住地、外曲輪が町人の住む城下町で、中堀の発見と同時に4軒分の町屋の遺構も見つかりました。

姫路城の中堀の調査は、来月上旬まで行われ、状態が保てるようにした上で埋め戻すということです。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP