2020年11月30日(月曜日) 17:24 地域・まち

【特集】水曜ふむふむ「ASMR」をビジネスに

今やだれもが手軽に見られるようになったネット動画。中でも注目を集めているのが、食べ物を口にしたときなどに出る「音」を楽しむ動画です。

聴くと、ゾクゾクしたり心地よく感じたりするもの。それをASMRといいます。パソコンのタイピング音や、紙をハサミで切る音など種類は様々です。

こちらは、スライムの音を堪能できるyoutube動画。登録者数、70万人を越える人気チャンネルのひとつです。

ASMRが人々の心をつかむ理由とは?音声を分析する専門家に聞きました。

(日本音響研究所 鈴木創所長)
音のある程度の不規則性であるとか、音の高さや大きさが変化するものが心地よいと感じる。
「心地よかった」「楽しかった」という記憶との紐づけ。

音のある程度の不規則性であるとか、音の高さが変化するもの、音の大きさが変化するものが心地よいと感じるようですね。
気持ち良かった心地よかったという体験が記憶との紐づけですね、それが気持ちよく感 じるASMRということになる。

不規則な音が心地よい記憶と結びつくことで癒しに繋がるというASMR。いま、この音の効果をビジネスに生かそうという動きが広がっています。

カリっとジューシーな骨付き鳥。「甲子園ヒーロー揚げ」などを販売するジャパンフードサービスです。この春配信したASMRをきっかけに、売り上げが10倍に伸びたというんです。

咀しゃく音を専門に配信する人気ユーチューバーとコラボ。再生回数は45万回を超え、全国から問い合わせが急増しました。

(ジャパン・フード・サービス 山本武志さん)
コロナという状況の中で対面の商談が難しくなっている。ASMRは食品の見た目のおいしさと食べているときの音、視覚と聴覚の両方から食品の良さをPRできる。

さらに、ことし三田市にオープンした飲食店でも、調理するときに出る音をひたすら配信。健康食にこだわるお店、ほわ家を営む下浦知康さんです。

(ほわ家 下浦知康さん)
ASMRが流行っているというのは知らなかった。食欲をそそる意味では音は非常に大事。

ASMRの配信を提案したのは友人の片山さん。動画制作の経験を生かし、撮影や編集を担当します。

店のオープンから3か月、動画だけでPRを続けてきました。食材を使わない時間もカメラを離すことはありません。

(ネット動画制作会社 片山匠社長)
料理以外の作業音、鉄板こする音とかいい音が録れる。

料理の道40年の下浦さんは動画配信では初心者。ときにハプニングにも見舞われますが、気さくな人柄と素材が生きる音が評判を呼び、お客さんが絶えません。

(下浦さん)
地域・三田市の飲食店の底上げになれば。動画は伝えやすいのでまだまだやっていきたい。

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