緊急物資の輸送の新たな可能性を探ろうと、養父市は18日日本航空などと連携しドローンを使った輸送実験を行いました。
実験は緊急時など輸送手段が困難な状況に備え、養父市が日本航空などと実施したもので、包帯や市販薬などがドローンに積み込まれました。今回、用意された機体は安定性に優れていて、最大1.2キロの荷物を積み込み150キロの距離を飛ぶことができるということです。
養父市では公立八鹿病院から出合診療所までおよそ25キロの輸送を想定していて、18日は山間部の風の影響などのデータをとるためこのうち診療所までの5キロのコースで実験が予定されていましたが、強風のため半分ほどで飛行が中止となりました。 養父市では、引き続き実証実験を行い、3年後をめどにドローンによる物資の輸送を実用化したいとしています。