2020年11月16日(月曜日) 17:11 文化・スポーツ

「待ってろ2020」やり投げ ディーン元気

10月、多くの報道陣が集まる中、尼崎で練習を公開したのは、陸上男子やり投げのディーン元気選手、28歳。

この夏、日本最高峰の大会で復活優勝を遂げ、一躍東京オリンピックの代表候補に名乗り出ました。

神戸出身のディーン選手は、市立尼崎高校でやり投げを始めると、メキメキと頭角を現し、インターハイでは2冠を達成。

そして、二十歳で迎えた2012年。

ロンドンオリンピックに出場。

父の母国で大きなアーチを描いた若武者は見事、決勝進出を果たしてスポットライトを浴びました。

ところが、その後は度重なるけがで記録が伸びずリオオリンピックの出場を逃します。

それでも、自分を信じて歩み続けたディーン選手。

練習では様々な器具を工夫して使い、準備運動や筋力トレーニングに多くの時間を費やします。

練習の多くは投てき種目の本場、フィンランドで学んだもの。

去年の冬は自ら寄付を募って長期間の海外合宿を行いました。

そこには後輩の姿も。

ディーン選手が持つ兵庫高校記録を更新した市立尼崎高校3年の巌優作(いわお・ゆうさく)選手です。

ディーン選手に日頃からアドバイスを受け、急成長する巌選手。

インターハイが中止となったことしの夏には日本高校歴代2位の記録をマークし、偉大な先輩を追い越す勢いで世界の舞台を夢見ています。

一方、けがを乗り越えたこの夏、8年前の自己ベストに迫る好記録をマークしたディーン元気選手。

復活の先にある2度目の夢舞台で進化した姿を見せてくれるはずです。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP