阪神0-4巨人/11月10日
阪神は初回、守備の乱れで3点を失い、巨人の継投に、わずか1安打に抑えられた。
9回、ラスト登板の藤川球児は三者凡退で締めた。
大山、快音鳴らず
(ホームラン王を争う大山は、この日は1番で起用された)
福本氏「(岡本と3本差は)ちょっときついね」
(1巡目はショートフライ。2巡目は初球を打ってキャッチャーへのファールフライ)
真弓氏「打っていいと言うか、チャンスボールでした」
(3巡目も初球を打ってキャッチャーへのファールフライ)
真弓氏「紙一重なんですよ。(内容は)悪くないと思いますよ」
(4巡目はサードゴロに終わった)
グラブに「応援ありがとう」
(0-4で迎えた9回、矢野監督は藤川球児をコール。中継カメラは、ブルペンで"力水"を含み、ピッチャーらの拍手を受けてリリーフカーに乗り込む藤川の姿を追った)
湯浅アナ「通算782試合目のマウンドです」
(代打坂本に148kmのストレートを4球投げて三振に取る)
湯浅アナ「フルスイングで応えました坂本勇人、空振り三振」
(続く代打中島の打席で、カメラは藤川のグラブをアップで映した)
湯浅アナ「ちらっと文字が見えました……あっ、応援ありがとうと書いています!特別仕様のグラブをきょうは身に付けています」
(藤川は笑顔で中島にも速球を投げ続ける)
福本氏「自分の持ってるスピードボールを最後の最後まで投げて、楽しんでますね」
湯浅アナ「かつて、これほど笑顔でマウンドで投げたことがあったでしょうか」
(中島も空振り三振。そして最後のバッター重信をセカンドフライに打ち取った)
湯浅アナ「最後の最後までストレートにこだわり続けた藤川球児でした」
また会いましょう
(試合後の引退セレモニーも全て中継した。最後に両氏が藤川について語った)
福本氏「(日米通算250セーブまで)あと5つ。これが僕は残念やったです。
若い人たちが(藤川を)目標にして出てくるのを期待しますね」
真弓氏「僕が監督してる時は、たまに打たれる時、あったんです。その時は、一人で負けを背負うぐらい、あした大丈夫かなというぐらい落ち込んでいる。ただ次の日はね、自信にあふれたピッチングをしてくれる。 やっぱり気持ちで抑えてくれてたんだな、とそばで見ていて分かりましたね」
最後に湯浅アナがこう中継を締めくくった。
「さよならは言いません。また帰って来ると信じています。藤川球児投手、またいつか、会いましょう」
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今季のサンテレビ ボックス席は終了。
サンテレビでは、大晦日12月31日よる8時から、特別番組『Go Straight 藤川球児物語』を放送する。
(浮田信明)